9月11日  昭　風 家壊す重機秋暑を掻きたてて  房　子 混み合うて活簀濁れる鮎?み  艶　子 住職の三代揃う施餓鬼寺  克　代 新涼やトランペットを空へ向け  幸　子 石灼けて清めの神酒の匂い立つ  紀美子 俎の西瓜ぴしりと爆ぜにけり  妙　子 お導師の木魚持参の初盆会  和　義 生姜刻む男の教室割烹着  玉　泉 痛きまで野良着を射ぬく残暑光  安　子 手囲いを重ね迎火焚きにけり  玲　子 引越しに仏具ちぐはぐ盆支度  美智子 二百十日の波間に蟹の腹白き 遠鹿見俳句会のトップページへ戻る