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俳誌三河 2月号

【12月句会報】  平成24年12月11日
 昭 風 彫深き碑文字に籠る冬の蜘蛛
 房 子 冬の雨渡しに包む心付け
 
 克 代 家苞の重き荷となる林檎狩
 幸 子 ロープウェイ中の歓声雪の富士
 妙 子 連弾や銀杏紅葉の降りしきる
紀美子 日の暮れの夫は無口に蜜柑切る
 和 義 暮早し鐘の音遠くのお寺より
 玉 泉 芝居はね女形みおくる時雨かな
 安 子 売れるたび手締め湧き立つ酉の市
 玲 子 草の実やごつごつ歩く石畳
 美智子 冬日濃し美しき阿修羅をただ見つむ

 【平成25年2月12日 蒲郡荘にて 新年句会】 久々に全員揃いました。

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