小さなパソコンの活躍

多くの会社では1億円も出して統合ソフトを導入できない。でも、小規模のソフトを作成する小さなソフトメーカーも健在だし、小さなパソコンも頑張っている。

1)Y社の場合
  65歳の社長様が数万円の販売・会計ソフトの利用法と、そのデータのエクセルでの加工法を覚えられ、手書きの請求書・領収書を格
  好の良いプリントアウトの請求書・領収書に替え、売上、粗利、利益の推移をブラフ化して検証して経営判断に役立てておられる。
  窓付封筒へのロゴや宛先の印刷や、年賀状の印刷もこなされ、携帯メールも始められようとされている。それまでは50万円の販売管
  理ソフト込みのコンピュータを使っておられたが、リースが切れたのを機会に使用を取り止め、10万円程度のパソコンと数万円のソ
  フトでこれまで以上のことができるようになった。

2)I社の場合
  それまで打刻式のタイムカードを使用されていたが、そのリースが切れたのを機会に、豊橋にある小さなソフトメーカーが提供する
  給与計算システムに替えられた。驚くほど安いし使いかっても良い。また、エクセルの計算ホームで損益計算ができるようにされ、
  毎月の収支を次月に打ち出して幹部職員の会議の資料とされている。

3)T社の場合
  パソコンの選定は、専ら、ご用聞きに来る文具メーカーに任せてきた。しかし運の悪いことに最悪のパソコンばかりで、止まったパ
  ソコンの復帰が最主な仕事だった。しかし、初めて直接にデルのパソコン(約9万円)を購入し、今は順調に機能している。

4)Hクリニックの場合
  パソコンはあるものの活用されては来なかった。それがホームページの作成を契機にパソコンに目覚められ、今では従業員をパソコ
  ン教室(私が責任を持って送り迎え及びご指導をしています)に通わせ、院内の掲示物はスタッフが作れるようになった。スタッフ  は、勤務時間中にパソコンが習えるのが嬉しく、クリニックへの帰属意識が高まっている。