第4号   マッサージにおける保険・・・緊急その他真にやむを得ない場合を除いては、すべて医師の同意書を添付する等、意思の同意があったことを確認するに足る信憑を添えるようにする。 (医療保険)

 最近、介護保険の不正請求などの問題が取り上げられていますが、マッサージにおける保険について説明してみたいと思います。マッサージの保険は豆知識でも述べたように愛知県では、医師の同意が大前提となります。これが濫療(保険治療を要しない患者に保険を使うこと。)を防ぐ効果をはたしています。しかし一部では同意を必要とせず、脱臼?治療?で保険の使いすぎなどの声もあります。 金額は保険ですから基本は共通です。マッサージ1部位(右腕なら右腕が1部位、左右の腕なら2部位となります。)あたり¥240で、矯正は1箇所¥520、往療は¥1875(治療院から2キロ以内)となっています。

これは縮小した保険請求書です。様式の違いはありますが病院などもこのように請求します。(ここでは省略します。)

 マッサージ保険の問題点・・・実は保険は金額は決まっていますが、治療時間に取り決めがないんです。  わずか5分ぐらいの治療でも、40分の治療でも請求されている金額は同じなんです。マッサージ師会の間でも問題となっているのが寝たきりの一人暮らし患者さんでは5分もしないうちに帰るというような治療もへったくれもない業者がいるということが、同じマッサージ師として恥ずかしい限りです。 大きな要因は1部位が安い(保険点数が低い)というのが原因でしょう。40分やろうと¥240では、なかなかというのが本音でしょうか。

                                                                       第5号   平素は格別のお引き立てを賜り深く感謝いたします。 さてこの度 三河鍼灸マッサージセンターは、事業拡張に伴い下記に移転することになりました。新店舗では広さ・設備ともに大幅に改善されますので、待ち時間等でご不便をお掛けすることもなくなります。今回の移転を機に倍旧のご愛顧を賜りますよう従業員一同お願い申し上げます。   

 ひとつ余談ですが・・・三河鍼灸マッサージセンターの名前の由来をお話します。 よくある○○治療院ではなくセンターにしたのは、従来の治療院のような患者=病人というような考えで接するのではなく、私達が病気を防ぐんだという予防的な治療を目指すとともに出身である関西流の「治療はしっかり」 「値段はお手頃」を実現する為にセンターにしたそうです。当センターでは開業から約30年、低料金をモットーにがんばってまいりました! これからも、もちろん誰もが気軽な低料金で値段もそのままです。新築したから値段を上げるなーんてことはいたしませんのでご安心ください。                                                     平成17年9月吉日

                                                  

第6号   昭和36年・・・国民皆保険制が始まりすべての人が、医療保険に加入することとなりました。病気になれ        ば誰でもすぐに病院にいけるのはこの制度のおかげといえます。

 今回の選挙後、厚生省が発表した医療制度改革試案は「医療費の伸びの抑制」・「医療保険制度体系の見直し」を柱とするものです。主な削減案として、◎高齢者の患者負担引き上げ ◎高額医療・人工透析の患者負担引き上げ ◎入院時の食費、病床代の自費化 ◎保険免責制導入(現在の負担に一定額の負担をついかし、病気の種類によっては健康保険での診療が受けられなくなる。) ◎医療費総枠管理制(年間医療費の総額を規制する。)

 健康保険は数年に一度少しずつ改正されていますが、いずれも患者負担が増加しています。ここ数年の社会保障費における医療分の伸びは、高齢者負担が増えたこともありかなり抑えられています。少子・高齢化が進み且つ、経済不況のさなかでの国民負担の増加は許されないと思います。単純に医療費だけを削減する医療費総枠制では医療の質だけでなく、医療そのものの後退になりかねません。 ガンが発見されたのに医療費はあと¥1000しか使えませんなんて事を病院で言われたら・・・考えただけで寒気がしますね。 とることばっかり考えずに本当に無駄な事を削減してもらいたいものです。                                    平成17年11月

三河鍼灸マッサージセンター