キャッスルファンタジア聖魔大戦
(リニューアル版)
というワケで久々にゲームのお時間更新(笑)
俺の知り合いは誰もやってないけど。
かなりいいデキです。
なのにやってもらえないのはちょっと悲しいので感想書きます。
願わくばこれを見てやってみようかなぁ、って人が出てきてくれるといいなぁ。


1.システムについて
 ゲームシステムとしては今までのエゴ作品を踏襲。つまりAVG+RPG。シナリオの大半がアドベンチャーパートで進行していき、定期的に戦闘が入る。戦闘はタクティカル形式。味方と敵のターンが交互に入れ替わる。2周目以降は1度通過した戦闘はスキップできるので繰り返しプレイも快適に行える。前プレイ時のレベルが引き継がれるので、未体験の戦闘が起きても低いレベルで闘うということもない。
 プレイ時間はかなり長い。シナリオ展開により変わるが、最大で26章まである。全編フルボイスで進行。

2.シナリオについて
 きわめてオーソドックス。出てくる選択肢でキャラの好感度が変わり、ある一定値に達した時点でフラグが成立する。ただし、メインシナリオにもフラグが設定されていて、キャラのフラグが立っていてもそのキャラのシナリオのないメインルートに入ってしまうこともあるので注意が必要。基本的に同時攻略は不可。ED対象キャラはアリア、ハンナ、ティア、セシル、ルナール、シルエラ、ジュディ、ソミアの8人。

 メインシナリオは18章で分岐する。それまでのフラグによって、表面(離反)か裏面(大脱走)の2つに分岐し、それ以降の展開は大きく変わる。それ以外ではあまりシナリオ分岐はない。表面はアリア、ハンナ、ティア、ジュディがED対象。裏面はセシル、ルナール、シルエラ、ソミアがED対象。ちなみにこのゲーム、バッドEDがないです。誰もフラグが立たない場合、ジュディかソミアのフラグが立つから。まあ、戦闘で負ければ別だけど。

 そんでもってメインシナリオについて。日記とかでさんざん書いたけど、かなりカッコいい。デキとしてはエレンシア戦記よりも格段に上だと思う。演出がかなり効いてる。前半の山場である14章・レイン川の攻防はかなり良い。BGMに熱い鼓動感じてのインスト版が流れてるのでかなりグッと来る。それはまるでW・A2でのロードブレイザー戦のよう(笑)。そして裏面の18章・大脱走。ここもかなりの見せ場。挿入歌のCASTLE FANTASIAがかなりのインパクトを放っている。シナリオ中、一番の見せ場とも言えるだけあって、かなりカッコよい。
 シナリオ展開によってはヒューイが第7聖部隊、というかインジェラ軍を抜けた後(表面)、残った第7聖部隊メンバー(アリア、シルエラ、ハンナ、ティア)と闘う場合がある(20章・残された者たち)が、そこはお互いの思いやりと思いやりのぶつかり合いでかなり感動する場面だと思う。

 で、キャラ別シナリオ。これはまあ、いいと言えるほどのものではない、っていうか、なんと言うか…。メインシナリオのインパクトに圧されてる感は否めない。悪くはないんだけどねぇ。キャラシナリオはエレンシア戦記のほうが上。例えば、ハンナとティアのシナリオはほとんど同じ。キャラが変わっただけ。他のキャラはそんな事ないんだけど。それと、そのキャラのシナリオのないメインルートに進んだとしても、キャラのイベントは入るのできちんとキャラは立ってる。キャラシナリオにはない一面が出るので一度は見ておくとといいです。キャラシナリオは中レベルだけど、キャラに魅力を持たせることには成功してるので、ちょっと悔やまれるかな。

3.戦闘について
 戦闘難度は低く、まず負けることはない。もう少し難度が高いほうが良かったと思う。もしくはエレンシア戦記のようにいつでも難度変更が可能にできれば良かったのでは?エゴの作品は技や術の効果範囲にいれば仲間でもダメージを受けるのでそれなりの配置をする必要がある。しかし敵が弱いのであんまりそういう戦略が必要ないんだよねぇ…。フリーバトルエリアとか作っておけばそういうのも可能だったろうに…。

4.グラフィックについて
 エゴ作品はいつもレベルが高いんで、今回も特には問題なし。ただ全体的に枚数が少なかったかな。あとはエゴにしてはHシーンが少なかった(笑)。使われたCGも少なかったし。いつもは多いキャラなら数パターンはあるから。聖魔大戦は全キャラ1回だけ。俺初のエゴ作品だったピュティアでも各キャラ2回はあった(ピュティアは1回)し、エレンシア戦記は各キャラ2回ずつ。その辺はリメイクである以上は仕方ないのかなぁ。オリジナルは2作目だったわけだし。それと、ハンナが立ち絵とCGでやけに顔が変わるのが気になった(笑)

5.音楽について
 これもリメイクである以上はこんなモノだろう、ってレベルかな。悪くはないんだけど良くもない。ただし、使い方はかなり効果的なので、全体的に見ればかなりいい部類に入る。ただ1曲で聴くと…ってな感はある。あと、メインテーマの「熱い鼓動感じて」と挿入歌「CASTLE FANTASIA」はかなりゲームに合っていていい曲だと思う。一度聴くと耳から離れません。さっき書いたように、これらの曲がBGMで流れるシーンは盛り上がりますし。

6.キャラについて
まず、この作品は男キャラのカッコよさがかなり目に付きます。おそらくそのカッコよさは歴代ゲームの中でも1,2を争うでしょう(笑)。女キャラは好みの分かれるところ。まあ、そんなんはどのゲームでも一緒だろうけど(笑)。

7.不満点
 エゴ作品はいつもそうなんだが、メッセージの読み返し機能がないのは痛い。いい加減つけて欲しいもんだ。あとはグラフィックとも関係するんだが、立ち絵の数が少ないこと。常に鎧とか着てるのが非常におかしく感じる。途中のCGでは鎧を脱いでるのに、立ち絵に戻った瞬間に鎧とか着られると非常に気になる。そんなところかなぁ。今回は修正ファイルもあまり出てないし(笑)。メンアット2は1.11までバージョンあるから。あ、そうだ。音声のオン、オフの切り替えをキャラ別にできるようにして欲しかった。オフにするのに全キャラオフにしないといけないってのはちょっと…。Hシーンでヒューイの声が入ってるとねぇ…(笑)。まぁ、あまり喋らないようにはなってるけど。ハンナのシナリオでは特に気になるんだよなぁ。

8.まとめ
うぅ〜、久々、というかAIR以来の感想なんでうまく書けない…。…これでいいのか、文系人間(笑)。これじゃあこのゲームのいいところ全然伝わらないよ〜。とにかく一度やってみてください。かなりハマれますから。RPG好きもそうでない人も。本当に面白いです。


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